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Channel: 敬和学園大学 新潟県新発田市にあるリベラルアーツ大学
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実家に戻れない学生に投票を呼びかける「不在者投票ボランティア」を行いました

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7月21日の参議院議員選挙について、住民票を動かしておらず、実家の選挙区内で投票できない下宿生を対象に、不在者投票宣誓・請求書類の作成を手伝うボランティアを学生たちが行いました。

ボランティアの学生たちは、不在者投票宣誓・請求書類の作成方法を説明すると同時に、立候補者たちの争点についても説明しました。

不在者投票宣誓・請求書類の作成方法を説明する学生たち

不在者投票宣誓・請求書類の作成方法を説明する学生たち

 

お預かりした不在者投票宣誓・請求書類は、すべて当日中に投函します。
これにより、該当する学生には、それぞれの実家のある自治体の選挙管理委員会から投票用紙などが送られ、近隣の市役所・区役所併設の選挙管理委員会にて投票することができるようになります。


8月3日(土)オープンキャンパス開催、リベラルアーツの学びを体験しよう!

7月20日(土)の学バス運行のお知らせ

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7月20日(土)は補講および社会福祉士模試を実施します。 学バス運行についてお知らせします。

 

スクールバスの運行について

<スクールバスの運行はこちらをご覧ください。>
https://www.keiwa-c.ac.jp/bus/

食べて、掘って、復興支援!「くまタリアン IN しばた リターンズ」のご案内(7月20日)

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ラ・ジェンマで熊本イタリアン!オシャレに食べて、楽しく掘って、家族みんなで復興支援!!
熊本地震で被災した御船町は「化石の町、恐竜の郷」として有名です。その御船町と新発田市、敬和学園大学 Keiwa HOPEがコラボし、楽しいイベントを開催します。
新発田市のイタリア料理店が、オシャレでおいしい熊本県御船町オリジナルのパニーニをつくり、販売します。そのほか、大人も子どもも夢中になる「化石発掘体験」「恐竜つり」「きらきら宝石すくい」、被災企業から仕入れた「冷やし甘酒」や新潟県内ではここでしか購入できない「十郎(焼酎)」「水の鼓動(日本酒)」の販売(数量限定)、オリジナルグッズがもらえるスタンプラリーもあります!

主催: 敬和学園大学 Keiwa HOPE
共催: 一般社団法人 御船町観光協会
後援: 新発田市
協力: ラ・ジェンマ、新発田ガス株式会社

 

「くまタリアン IN しばた リターンズ」のチラシはこちら(pdf形式、1.99MB)
* 本イベントの売上金の一部を、熊本県御船町へ寄付させていただきます。

 

日時

2019年7月20日 土曜日 10時00分から15時00分

内容

1. ラ・ジェンマのパニーニ販売
 熊本県御船町のオリジナル焼印が入った「みふねDINOパニーニ」当日限りの販売!で1つ500円(税込)

2.  化石発掘体験
 取れた化石は1人1個お持ち帰りできます。
 ・時間:10:00から随時開催
 ・参加費:大人700円・子ども(中学生まで)500円
 * 軍手をご持参ください。会場での軍手販売もあります

3. ドリンク・わたあめ・恐竜つりコーナー
 ・通潤酒造の冷やし甘酒:150円
 ・ラムネ:150円
 ・シークワァーサージュース:150円
 ・わたあめ:200円 ※ パイン味も選べます
 ・恐竜つり・きらきら宝石すくい:300円
 ・水ヨーヨー:200円

4. 熊本の日本酒・焼酎限定販売コーナー
 焼酎:十郎、日本酒:水の鼓動
 * 20歳以上の方のみ購入可能、年齢確認をさせていただきます

5. 藤本ゼミ ゼミボランティア・ブース
 レモネードスタンドジャパンさまのご協力のもと、小児がん支援のためのレモネードスタンドを実施します。

6. まちカフェ・りんく
 学生たちが運営するまちカフェがヨリネスにも!
 当日は駄菓子販売、ボードゲーム、似顔絵コーナーがあります。

7. Keiwa HOPE活動紹介
 Keiwa HOPEの活動をご紹介するコーナーです。熊本地震をはじめとした被災地支援の様子もご覧いただけます。

*1 スタンプラリー
 1・3のブースで体験・購入していただきシールを集めてください。オリジナルグッズを差し上げます。
*2 ニコタンのフアフア無料券プレゼント!
 1~5のブースで体験・購入していただくことでフアフア無料券を差し上げます。

会場

新発田市役所 札の辻広場
957-8686 新潟県新発田市中央町3-3-3
*イベントに関するお問合せは、下記ボランティアセンターまでお願いします。

お問合せ

敬和学園大学 ボランティアセンター 新潟県新発田市富塚1270 (957-8585) 
Tel : 0254-26-3664 Fax : 0254-26-3740

8月1日から出願が始まる入試情報(社会人、シニア、編入、帰国生)

AO入試(1期)の出願を8月1日から8月6日まで受付いたします

敬和の教育

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梅雨の合間の晴れの日には、朝から野バトがしきりに鳴いています。
7月13日のオープンキャンパスも大勢の高校生と保護者の皆さんにお越しいただきました。大学で何が学べるのか、大学はどのような雰囲気なのかを確かめて楽しんでいただきました。

2019.7.19学長ブログ

オープンキャンパスには大勢の皆さんにご参加いただきました

 

今年は新潟開港150周年の年です。明治維新で開港した5つの港から西洋文化が入ってきました。キリスト教のミッション・スクールも5港から始まりました。しかし、新潟だけはさまざまな理由から北越学館と新潟女学校という2つのキリスト教学校が立ち消えになりました。

戦争が終わり、平和が再び訪れると、明治時代のミッション・スクールの精神を復活させる機運が高まり、今から50年余り前に敬和学園が始まりました。敬和教育の基礎を築いた太田俊雄初代高校校長は、偏差値で輪切りにする教育とは真逆の一人ひとりを大切にして個性を引き出す人間教育を訴えました。大学もこのような教育観に立ってリベラルアーツ教育を展開しています。

アウグスティヌスは『告白』の時間論の中で、「過去は記憶の中にあり、現在は意識の中にあり、未来は期待と意欲の中にある」と言っています。学生たちが多くの人々との出会いや活動の中で、どのような人になるのか、どのように人生を生きるのか、という明確な意欲をもって学び、自分の未来を切り開いていって、幸いな人生を送ってほしいと願っています。(山田 耕太)

第3回オープンキャンパス(7月)を開催しました

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大学進学をお考えの高校生の皆さんを対象に、今年度3回目となるオープンキャンパスを開催しました。

参加した高校生の皆さんに、敬和学園大学で活躍している先輩学生スタッフの案内で、1日大学生活を体験してもらいました。

 

オリエンテーションでの大学紹介に引き続き、午前中は「授業体験」を受講していただきました。

松本淳 准教授「鉄腕アトムからガンダム・プリキュアまで~アニメで学べるリベラルアーツ」

松本淳 准教授「鉄腕アトムからガンダム・プリキュアまで~アニメで学べるリベラルアーツ」

藤本晃嗣 准教授「人文学部でも法学を勉強しよう」

藤本晃嗣 准教授「人文学部でも法学を勉強しよう」

荒木陽子 准教授「『シートン動物記』のシートンってどんな人? -はじめての作家研究」

荒木陽子 准教授「『シートン動物記』のシートンってどんな人? -はじめての作家研究」

フィリップ・ウィン 講師	「English skills for Communication」

フィリップ・ウィン 講師 「English skills for Communication」

石坂誠 准教授「「思い」を形に ~社会起業の実践から~」

石坂誠 准教授「「思い」を形に ~社会起業の実践から~」

山﨑ハコネ 准教授「広がる子ども食堂-これからの可能性」

山﨑ハコネ 准教授「広がる子ども食堂-これからの可能性」

 

ランチは、敬和学園大学自慢の手作りの定食。授業体験を担当された先生や学生スタッフ、職員たちと一緒に学食を味わいました。
食後には地元のおすすめスイーツ、ニューフタバの「パフケーキ」もいただきました。

ランチメニューは、チーズハンバーグ定食、大きめ夏野菜のカレーライス

ランチメニューは、チーズハンバーグ定食、大きめ夏野菜のカレーライス

 

午後は、学生スタッフの案内のもと、キャンパスツアーで学内を見学していただきました。
また、学生によるアクティブラーニング活動(「JCLP留学生支援」、「酒育セミナー」)や留学体験の発表を聞いていただきました。

キャンパスツアーの活動発表(JCLP留学生支援)

キャンパスツアーの活動発表(JCLP留学生支援)

キャンパスツアーの活動発表(酒育セミナー)

キャンパスツアーの活動発表(酒育セミナー)

キャンパスツアーの留学体験発表

キャンパスツアーの留学体験発表

 

参加者の皆さんには、幅広い学びと実践的な社会活動を組み合わせて学びを深める「敬和教育」を感じていただけたのではないかと思います。

次回は、8月3日(土)、お申し込みはこちらからどうぞ!

山田耕太学長とスタッフ学生たち

山田耕太学長とスタッフ学生たち


7月27日(土)の学バス運行のお知らせ

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7月27日(土)はTOEIC試験および補講を実施します。 学バス運行についてお知らせします。

 

スクールバスの運行について

<スクールバスの運行はこちらをご覧ください。>
https://www.keiwa-c.ac.jp/bus/

夏期休暇期間中の学バス運行、食堂・売店営業のお知らせ

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夏期休暇期間中の学バス運行、食堂・売店営業についてお知らせします。

 

スクールバスの運行について

<スクールバスの運行はこちらをご覧ください。>
https://www.keiwa-c.ac.jp/bus/

 

学生食堂、売店の営業について

日程 営業時間
8月6日(火)から9日(金) (食堂)10:00から14:00
(売店)11:00から13:00
8月10日(土) (食堂)休業
(売店)11:00から13:00
8月13日(火)から15日(木) (食堂)休業
(売店)休業
8月16日(金) (食堂)10:00から14:00
(売店)休業
8月19日(月)から30日(金) (食堂)10:00から14:00
(売店)休業
9月2日(月)から19日(木) (食堂)休業
(売店)休業

*上記以外の土曜日、日曜日、祝日は休業します。
*9月20日(金)から通常営業します。9月23日(月・祝)は通常授業のため、通常営業します。

前期最後の授業となりました

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梅雨明けを告げるかのように、セミが一斉に鳴き出しました。前期の最後の授業の週となりました。学生たちはレポート書きや試験の準備に追われています。

よいレポートは、自分自身の疑問から始まります。いろいろな授業を聞いてきて、「なぜ」「どうして」と思うことがいくつも出てきた中で、どうしても知りたい、調べたいという問いを一つ選んでレポートを書きます。よいレポートには、なぜその問いを選んだのか、またその問いについてよく調べて考えた上で、自分が納得できる答えを導き出そうとする道筋や合理的な根拠が示されています。

そのためには日ごろから自分の問いを大切にする習慣が大切です。実は問いは生まれてくるというよりは、創り出していくものです。いろいろな話を聞いて、問いを立てて投げかけていく練習が大切です。また問いを投げかけたままにしないで、何をどう調べれば、自分なりに納得できる答えに近づいていけるのかを知ることも大切です。これを繰り返していくとよいレポートの書き方が身についてきます。

学生たちは地域社会のイベントでも活躍しています。20日土曜にはヨリネスしばた(新発田市役所)の「札の辻広場」で、熊本県御船町観光協会と地元のイタリア料理店ラ・ジェンマと連携して、熊本地震復興支援「くまタリアンINしばたリターンズ」を開催し、27日土曜には新発田商店街の「サマーフェスティバル」にも出店を出して地元の人々から感謝されています。(山田 耕太)

2019.7.26学長ブログ

くまタリアンINしばたリターンズに、大勢の家族連れの方々が来てくださいました

分かち合うことの喜び

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チャペル・アワーは、本学共生社会学科の学科長、趙先生のメッセージをお聞きする機会を与えられました。趙先生によれば、現代社会全般のライフスタイルが「所有からシェア(分かち合い)」という方向にシフトしつつあるということです。余分なものを自分の周りにため込み、結局は、それらを無駄にしてしまうのではなく、与えられたもの(恵み)を、必要とする人々と分かち合う生き方への転換は、社会にとっても歓迎すべきこと。それはまた、聖書においてイエス・キリストを通して教えられていることでもあることを、趙先生は、お話しくださいました。
引き続くアッセンブリ・アワーでは、「フードバンクしばた」の副代表であられる、土田雅穂先生が、ご自身の取り組んでおられる尊いお働きについて、ご紹介くださいました。土田先生のお働きは、貧困状態に陥ってしまった人々、とりわけ、シングルファミリーに、市民の方々の協力を得ながら、食料をお届けすることです。日ごとの糧を得ることにも苦しんでいる人々が、私たちの身近なところにもいること、また、そのような貧困は私たちにとっても、他人ごとではないということ(いつ私たちが陥るかもしれないという意味においても)、また、そのような人々は私たちにとっては他人ではなく、寄り添い支え、恵みを分かち合うべき(シェアすべき)隣人であることを、土田先生のお話を通して知らされました。紹介されたビデオの中の、食料を届けられた方々の、また「子ども食堂」の子どもたちの笑顔に、分かち合うことを通して与えられる喜びの大きさを覚え、進むべき道の方向性を見出した若人たちも少なくないはずです。(下田尾 治郎)

Ⅰ.チャペル・アワー 
説教 「所有からシェアへ」 教授 趙晤衍 先生
20190719チャペル・アセンブリ・アワー1

Ⅱ.アッセンブリ・アワー
講話 「子どもたちに明るい未来を」 フードバンクしばた副代表 土田雅穂 先生
20190719チャペル・アセンブリ・アワー2

<参加学生の感想>
感想1) 趙先生のお話の中で、資源の活用とインターネットを結びつけているところがおもしろいと思った。資源やお金がたくさんあれば幸せという考えになりがちだけど、実際は「資源をどう使いこなすか?どうシェアするか?」が分かっていないと意味がないことが趙先生のお話を通して分かりました。
感想2) 趙先生のお話を通して「シェアリング エコノミー(共有社会)」について考えました。今の時代は何でもシェアすることが多くなっていると思います。「相手に与えれば、自分に返ってくる」ということわざにもあるように昔から考えられていることのようです。
感想3) 趙先生の「所有とシェア」についての例えを交えたお話を聞いて、財産ついて考えました。人間には元来富を自分の元に留めておきたいという意識があるのでしょうか。しかし、宝くじのお話にあったように、一攫千金の財を得た人はかえって不幸になるような統計もあるようですし、手元に置いておくだけや自分本位で使うのはいずれその身を滅ぼすのではないかと考えさせられました。
感想4) 土田先生のお話を通して、本当は支援が必要だけど手を挙げられない家庭にも、少しずつ支援の輪が広がっているので、周りの人たちが気づくかどうかが大きな問題だと分かった。フードバンクだけではなく、貧困家庭の子どもたちに着なくなった制服や使わなくなったランドセルをシェアする活動もとても素晴らしいと感じました。
感想5) 新発田市内だけでもたくさんの家庭が支援を受けているという土田先生のお話を聞いて、もっとこのフードバンクの活動がいろいろな市で実施されるといいなと思います。土田先生が始めた活動がたくさんの人たちに広がり、たくさんの農家の人たちが協力してくれていることが素晴らしいと思いました。一つひとつの家庭に合わせて支援の内容を変えているのもすごいと感じました。

「「日本のスコットランドに!」パーム宣教師と新潟」(2019.7.26. C.A.H.)

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20190726チャペル・アッセンブリ・アワー1

 

敬和学園大学の体育館は、パーム館と呼ばれています。「パーム」とは何でしょうか。それは新潟に最初に来た宣教師の名前なのです。今年は新潟開港150周年の年です。新潟は鎖国政策を止めて最初に港を開いた開港5港(長崎・兵庫(神戸)・神奈川(横浜)・北海道(函館)・新潟)の一つでした。新潟港(現在の新潟西港)は、信濃川河口で浅瀬であったり、北越戊辰戦争の戦いがあったりして1年遅れて開港しました。開港と共に欧米文化やキリスト教が日本に入ってきましたが、明治政府は1873年までキリスト教禁教令を掲げていました。

セオバルド・A・パームは、1848年にスリランカのコロンボで宣教師の子として生まれ、故国スコットランドのエディンバラ大学医学部で学び、1873年に医学部を卒業すると医師を宣教師として送り出すエディンバラ宣教会に所属しました。キリスト教禁教令が解けるとエディンバラ宣教会はすぐに日本に宣教師を派遣しようとしました。パームは日本に向けて出発する直前にメアリーと結婚し、1874年の26歳の時に妻と共に来日しました。最初の1年は築地の外国人居留地で日本語を学びました。パームは医療宣教師のJ.C.ヘボンと相談した上で、開港5港の中でまだ宣教師がおらず、仏教が盛んで「最も困難な土地」である新潟を選びました。

1875年4月15日に三国峠越えで新潟に来ました。しかも新潟に来る3か月前に出産直後の母子を失った失意の中で新潟にやって来ました。パームに同行したのは料理人の水谷惣五郎・哲子夫妻と日本語教師の陶山昶、通訳の雨森信成でした。病院兼自宅は湊町三丁目に建てられました。1年後に病院を拡張して本町に移転しました。パーム病院では、朝9時から集まった患者たちを前に説教がなされ、その後に朝10時から診察と治療が行われました。最初はパームが説教し雨森が通訳しました。パームはまた診察と治療に努めました。雨森はキリスト教に反対する暴漢に襲われて身の危険を感じて横浜に戻りました。パームは横浜のS.R.ブラウン宣教師に懇願して、押川方義が横浜から派遣されてきました。押川はパームの協力者となり、パーム病院は医療と宣教の場ばかりではなく、地元の伝道者を育成する神学塾も兼ねていました。

1877年には、遠方から患者が来るようになり、また中条・村上・新発田・長岡では蘭学医の要請を受けて、パームは出張医療宣教を始めました。当時、外国人は40キロ以上の行き来は自由にできませんでした。新発田までは船でやってきて、蘭学医の田村謙斎宅で医療宣教を行い、そこから人力車で中条・村上へ行きました。日中には診察と治療を行い、夜には伝道会を開催しました。パームは、亀田、水原、葛塚、中条、新発田、沼垂、長岡を定期的に訪問するようになり、キリスト教信者が増えて新潟に教会が形成されました。そのころ、石油採掘事業のために中条に来ていた吉田亀太郎は押川の伝道説教を聴いて、キリスト教に回心して伝道者となり、押川の協力者となりました。パームは函館の宣教師の娘のイザベルと再婚し、アグネスという子も生まれました。

1880年に新潟大火が起こり、古町を中心に新潟の7割が焼け野原となり、パーム病院も焼け落ちました。押川と吉田はこの機に、パームの父が牧会するロッテルダム・スコットランド人教会の支援を受けて「日本のスコットランドに!」という使命で東北宣教に転じ、宮城・福島・山形3県に諸教会を創設し、東北学院と宮城学院という男子校と女子校を創立し、押川は東北学院の初代院長になりました。1881年にパーム病院が西大畑の南浜通二番町に再建され、翌年にはF.J.ショウが看護婦として着任し、ロンドンの聖トーマス病院でナイティンゲールから直接学んだ精神と看護方法を日本で最初に伝えました。

1883年にパームは妻の健康と休養のために一時帰国しました。パーム病院を大和田清晴・虎太郎医師父子とアメリカン・ボードのベリー宣教師に委ねました。しかし、パームは終末論の理解の神学問題で宣教会から再来日が認められず、晩年までイギリスの片田舎の村医として過ごしました。アメリカン・ボードは医療宣教から新潟女学校・北越学館を支援する教育宣教へと方針を変え、教会は現在の東中通教会と新潟教会に分かれました。

パームは1875年から1883年の8年半の間に、延べ4万人の人々に医療を施し、150~160人の重症患者に外科手術を施し、104人の信者に洗礼を授け、ツツガムシ病を発見してイギリスの学会に報告しました。また新潟県下越地方のプロテスタントの諸教会の背骨を形成しました。パームの薫陶を受けた押川と吉田は仙台に東北学院と宮城学院を創立し宮城・山形・福島県のプロテスタント諸教会の礎を築きました。「一粒の麦、死ねば多くの実を結ぶ」(ヨハネ12:24)と言われますが、本学体育館はパームの医療宣教の働きを覚えて「パーム館」と名付けられています。(山田 耕太)

パワーポイント資料「「日本のスコットランドに!」パーム宣教師と新潟」(pdf形式、2.51MB)

敬和学園大学 「VERITAS」学生論文・レポート集 第26号(2019年8月)

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敬和学園大学 「VERITAS」学生論文・レポート集 第26号

<卒業論文>
「近代ドイツにおける売買春論争を考える -ヘレーネ・シュテッカーの女性解放思想を軸に-」 多田 優 (国際文化学科)(pdf形式、1,070KB)
「デューク・エリントンの包摂性にみるキリスト教的博愛精神と平等主義: 音楽・人種・国の壁を越えた懸け橋として」 大屋 侑可 (英語文化コミュニケーション学科)(pdf形式、1,102KB)

<レポート>
「認知症カフェ『よりそいカフェしゃんしゃん』が 地域にもたらした影響と役割に関する考察 -2年間の実践活動の成果と課題を振り返って」 川崎 千夏 (英語文化コミュニケーション学科)(pdf形式、2,454KB)
「米国とキューバの国交回復 :キューバ移民の特徴と影響」 梅津 凜生 (英語文化コミュニケーション学科)(pdf形式、868KB)
「『グリム童話集』より「死神の名づけ親」(KHM44)を読む -初版と完全版を比較して物語のメッセージを探る-」 秋山 祐衣 (国際文化学科)(pdf形式、990KB)
「改変が物語に与えた影響 -『グリム童話集』より「3本の金の髪の毛 をもっている鬼」(KHM29)を読んで-」 石川 和博 (国際文化学科)(pdf形式、885KB)
「昔話にみる日本的心情」 田口 明美 (英語文化コミュニケーション学科)(pdf形式、978KB)

8月に入りました

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梅雨が明けて本格的な暑さが来ました。暑中お見舞いを申し上げます。皆さまお変わりございませんでしょうか。

7月27日土曜は、午前中から新潟市内のホテルで3年生保護者との就職懇談会が開催されました。1、2年生の保護者懇談会とは異なり、3年生はとりわけ就職に特化した懇談会を毎年開催しています。最近は経団連との関係で、就職の解禁時期を巡って変更が度々行われてきたので、正確な情報に基づいて、保護者のご家庭と大学とが密接な関係を築いて、学生の就職支援をしていくことが大切なポイントになっています。

第一部の冒頭で私からそのようなあいさつをした後で、就職委員長の教員から最近の就職の傾向と本学の傾向と特徴の説明があり、続いてキャリアサポート課長から本学の就職支援の取り組みと本学の学生の傾向の説明があり、質疑応答で第一部を終了しました。第二部の懇談会では、保護者の皆さんと学生のアドバイザー教員との間で、個々の学生に対して質疑応答や情報交換や助言の語らいの時が持たれました。

2019.8.2学長ブログ

保護者の皆さんと情報交換を行いました

 

27日の夕方から新発田市のサマーファスティバルが商店街で開催されました。毎年本学からは学生HOPEという学生ボランティアコーディネーターの団体が被災地支援の出店を出してきました。今年はサマーフェスティバル実行委員会に学生も教員も加わり、例年より多くの学生と教職員が参加しました。

このために学生たちが着るお揃いの藍染めのはっぴと手ぬぐいも用意しました。そのデザインも学生たちがしました。出店もゼミや学生寮やサークルの出店が新しく加わり大盛況でした。試験週間が終わると長い夏休みに入ります。学生たちが夏休みを経て成長して戻って来ることを楽しみにしています。またその間の健康と安全を祈ります。(山田 耕太)

2019.8.2学長ブログ

サマーフェスティバルでは、お揃いのはっぴを着て学生たちが新発田を盛り上げました


AO入試(2期)の出願を8月19日から9月11日まで受付いたします

10月14日(月・祝)にウィークデー・オープンキャンパスを開催します

【学生・教職員向け】防火訓練の実施について(9月10日)

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20181010避難訓練次のとおり防火訓練を実施します。校舎内の学生は教職員の指示に従ってグラウンド(雨天時は体育館)に避難してください。先生方もご在室の場合は避難をお願いいたします。

日時

2019年9月10日(火)13:30~16:30

内容

聖籠館1F医務室から出火。消火器、消火栓による初期消火に失敗、消防署に通報する。全館非常放送を行い、職員の指示により避難する(エレベーターは使用しない)。
※避難は上階優先、要支援学生以外を優先する。

夏期特別休業のお知らせ(資料請求等)

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8月11日(日)から8月15日(木)まで、校舎を閉鎖させていただきます。休業中は、事務局の電話対応・図書館の利用・キャンパス見学・本学からの資料発送等すべての業務を行っておりません。ご理解、ご協力をお願い申し上げます。

 

資料請求について

8月9日(金)15:00以降から8月15日(木)の期間に本学の資料(入学願書含む)を希望された方につきましては、8月16日(金)より順次発送いたします。ご理解、ご協力をお願い申し上げます。

敬和学園大学「英語」担当の契約講師公募要項

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Information for Keiwa Homepage

Job Listing for Contract English Language Instructor

Title: Visiting Instructor – one position

Starting date: April 1, 2020

Length of contract: 1 to 3 years

Duties: Teach English language classes in a skills based, coordinated curriculum; about 15 teaching hours per week.

Deadline for applications: August 31, 2019

For details regarding qualifications, application materials, salary and benefits, please look at the job listing in jREC-IN.

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